8月28日投開票の愛媛県久万高原町長選挙で初当選した河野忠康町長(65)が任期初日の12日、同町久万の町役場に初登庁し、「過疎化や少子高齢化の中、地方創生を目指して生き残りをかけた戦いが始まっている。乗り遅れることのないよう頑張りたい」と抱負を述べた。
 午前8時半ごろに公用車で役場に到着した河野町長は、職員から花束を受け取って庁舎に入った。
 職員約200人を集めた臨時職員会で、河野町長は農林業振興や高齢者福祉の充実、移住・定住の促進などの課題を挙げ「職員の皆さんは行政のプロ。適切な提言をしてもらいながら、新しいまちづくりに取り組もう」と呼び掛けた。
 また「合併から12年が過ぎ、行政と住民との距離感が生まれている」とした上で「住民を見つめ、何が求められているのかを念頭に置き、頑張っていこう」と話した。